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逃走中 ~信長と忍者の里~

【登場人物】
・里の長十代目 半蔵(高知東生)
・佐助(狩野英孝)
・初代 半蔵(梅宮辰夫)
・忍者(安田大サーカス HIRO)
・忍者(安田大サーカス クロちゃん)
・道具屋の息子(安田大サーカス 安田団長)
・織田信長(勝野洋)
・信長軍の忍者 アヤメ(長澤奈央)
・明智光秀(TIM ゴルゴ松本)
・森蘭丸(TIM レッド吉田)

舞台は戦国時代の「忍者の里」。
宿場町や農家の屋敷が建ち並ぶこの里には忍者が隠れ住んでいる。

この頃、天下統一を目指し勢力を強めていたのが織田信長。
陣営では、信長が弓の練習をする中、信長軍の忍者であるアヤメがある情報を手に入れ戻ってきた。
それは、笠取山の山中に半蔵が治める「忍びの里」があり、そこには古の龍を蘇らせ操ることができる忍術が記された「双龍の書」が隠されているという伝説。
「その書を手に入れれば、信長様の天下統一は終わったも同然」と言う森蘭丸の発言に乗る信長。
その里の場所を突き止め、双龍の書を手に入れるよう明智光秀がアヤメに指示した。
アヤメは、忍びの里の近くにある茶屋に旅人のふりをして訪れた。
店主に半蔵のことを聞いた瞬間、近くにいた店の人や客は怪しい顔でアヤメを見る。
店主は聞いたことがないと答えたが、アヤメがその場から立ち去った後、カラスの鳴き真似をして里全体にアヤメの存在を知らせた。
道を歩くアヤメを狙い木の枝が飛んできたが、アヤメは持っていた杖でそれを弾く。
飛んできた方向を見ると、そこには畑作業をする農家の姿が。
それを見たアヤメは、里の全ての人間が半蔵の手の者で、ここのどこかに隠れ里に繋がる入口があるに違いないと考えた。
アヤメは忍者の隠れ里を探し始め、狛犬がある怪しげな場所に来たが隠し扉の存在には気づかず。


―ミッション 逃走エリアを拡大せよ!―


逃走者たちにより忍者の隠れ里への隠し扉が開放された。



アヤメが先ほどは開いていなかった隠し扉を見つけ、隠れ里に侵入。
ついに、隠れ里の存在が信長側に知られてしまった。
一方、忍者の里を治める半蔵の屋敷では十代目半蔵の元、手裏剣や棒術の練習が行われ、屋敷では子どもたちが習字をしていた。
そんな中、焦った様子で半蔵の元に佐助がやって来た。
佐助は信長の陣営で仕入れた「信長が天下統一のため、伝説の双龍の書を探しにこの里に忍びを送り込んだ」という情報を半蔵に伝える。
双龍の書とは、伝説の忍びと言われた初代半蔵が編み出した忍術の巻物。
里の長十代目の半蔵は「あまりにも危険すぎるのでこの里のどこかに隠した」と聞いているがその場所は知らないようだ。
信長のことだから大挙して攻めてくるに違いないと言う佐助。
だが、上から物音がしたため止める半蔵は、槍で天井を刺す。
その天井裏にはアヤメが話を盗み聞きするため潜んでいた。
間一髪で槍を避けたアヤメは、外に出て逃げようとするもそこには練習中の忍者が。
襲い掛かる里の人々を攻撃し突破するが、半蔵が投げた棒手裏剣により右腕にキズを負った。
半蔵は信長の手の者だと確信し、佐助はほら貝を吹き里の者に知らせる。
棒手裏剣にしびれ薬を塗っておいた半蔵は、そう遠くには行かないだろうと踏み、忍者に捉えて連れてくるよう指示し、決して殺してはいけないと命じた。
警戒態勢に入った里の人々は忍者の姿でアヤメの捜索を始めた。


―ミッション 右腕を見せ疑いを晴らせ!―


里の忍者が逃走者を不審者と判断してしまうため、逃走者たちは半蔵か佐助に右腕を見せて免罪符を貰い疑いを晴らした。



逃げていたアヤメが、半蔵が治める里の忍者に見つかり取り囲まれた。
半蔵は「我ら、心穏やかにこの里で隠れ住んでおる。お主がここで見聞きしたことを忘れてくれるならばこのまま逃げても構わぬ」と言う。
だが、アヤメは「信長様は一度狙った獲物は逃がさないわ」と言い刀を向ける。
半蔵は刀で防ぎ、里の忍者たちが襲い掛かるも、アヤメは発煙弾を使いその場から姿を消す。
退かないアヤメを必ず取り押さえるため再び捜索を開始する里の忍者。
アヤメは右腕のキズを布で押さえて応急処置。
そして、このままでは逃げ切れないと悟り、馬を使って逃げるため馬小屋を目指し歩き始める。


―ミッション ハンター放出を阻止せよ!―


馬小屋にカギをかけることができなかったため、アヤメが馬小屋から馬を奪い忍者の里を脱出。
織田勢が来るのも時間の問題となった。



信長が鉄砲の練習をしている信長軍の陣営にアヤメが帰還し、里のどこかに双龍の書が隠されていることを報告。
それを聞いた信長は、明智に出陣を命じた。
その頃、半蔵が治める忍者の里でも戦の準備が行われていた。
信長軍を迎え撃つ準備をする忍者の里。
しかし、戦をするのに人手が足りない。
半蔵は、逃走者たちに米蔵にある30俵の米俵を大八車に積むよう依頼した。


―半蔵からの依頼 30俵の米俵を運べ―


逃走者たちの活躍により米蔵にある30俵の米俵が大八車に積まれた。
半蔵はそのお礼に「忍法 クモの糸」を逃走者たちに与えた。



その頃、信長は伝説の忍術である双龍の書を手に入れるため、軍勢を引き連れ忍者の里に迫っていた。
軍勢の数も5000と忍者の里の勢力では太刀打ちすることができない。
佐助からも「双龍の書を探しましょう」と進言される中、半蔵も里の民を守るため、双龍の書がどこにあるのか考える。
里に危機が迫る中、伝説の忍術を生み出した初代半蔵が墓地に現れた。


―ミッション 信長軍を撃退せよ!―


忍者の里に攻め込んできた信長軍。
斬り合いでは優位に立つも、信長軍の鉄砲隊によりなすすべなく壊滅。
危機が迫り、半蔵は女子供を裏山の洞窟に隠すよう里の忍者に指示する。
「よいか、絶対に命を落としてはならんぞ」


高橋みなみ(AKB48)と東尾理子の活躍により、ついに双龍の書を手に入れた半蔵。
伝説の忍術で2頭の恐竜が蘇った。
2頭の恐竜により次々と倒れていく信長軍。
このままでは信長の身が危険だと感じた明智は撤退を進言するが、信長は明智を馬上から蹴り倒した。
そして、馬から降りた信長は、2頭の恐竜がいるにもかかわらず半蔵の元へ行き、刀を半蔵の首元へ。
「面白い…」そう言い、笑いながら信長軍は撤退。
信長が里の民たちの力を認め、手を引いた事で忍者の里は壊滅を免れた。
こうして忍者の里に再び平穏が訪れた。

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